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犬は刺激制御が成立していれば号令されない行動は生起しない

犬は刺激制御が成立していれば、号令されない行動は生起しません。つまり、例えばタテを誘発した時に犬がマテを継続しているということは、制御刺激が成立していないということになります。

そこで犬にもう一度戦略の転換を促して、ルアーの後を追わせることが必要になります。方法は三つあります。身体的プロンプトを使うか、言葉によるプロンプトを使うか、あるいは犬が自然にタテをするのを待つか・・

身体的プロンプトとは、犬の鼠蹊部を1本か2本の指でやさしく持ち上げるように支える動作をとることで、犬が立ち上がったら、すぐにクリッカーを鳴らしてごほうびを与えます。

この動作を2~3回繰り返せば、犬はこれがマテの練習ではないことに気づくはずなのです。
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犬のしつけでチョークカラーは危険な道具

犬のトレーニングの基本技術を身につけていない飼い主に、チョークカラーのような危険な道具を与えたら大変なことになります。でたらめなタイミングでチョークカラーを締めつけることを繰り返せば、犬は飼い主を罰の弁別刺激とみなすようになってしまいます。

また学習の効果がすぐに現れないからといって何度も何度も無理やりリードを引っ張ると、犬はやがて何の反応も返さなくなり、ゾンビのような生ける屍になってしまいます。他では絶対に許されないこうした非道な行いが堂々とまかり通っているのが、従来の犬のしつけ教室の現場なのです。

例えば、素人がバイオリンや棒高跳びのレッスンを受けるところを想像してみてほしいです。この時に、1回間違えるたびに6ケ月の犬に小さな電気ショックを与える決まりになっていたとしたら、どのようなことになるでしょうか。レッスン開始から最初の1週間で、どれだけの間違いが発生し、最初の1ケ月、1年で、その回数はどれだけに上るでしょう。

この間、犬は電気ショックを受け続けているのです。このようなことが許されてよいはずがないです。同じように、素人のトレーナーはトレーニング開始直後の1ケ月で、タイミングや基準の設定を何度も何度も間違えるはずです。

この時トレーナーがチョークカラーを使っている場合は、犬は繰り返し誤ったタイミングで罰を受けることになります。このような仕打ちを正当化する理由はどこを探してもあるわけがないです。

タイミングよくごほうびのフードを与える技術が身についていない者には、犬を苦しめるような「凶器」をけして渡すべきではないのです。
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