犬の問題行動の解決をはかるということ

犬の問題行動の解決をはかるということは、問題の原因となる態度や不安を取り除いて犬の行動を矯正することにあります。攻撃的な犬や臆病な犬を訓練する場合は、訓練中ずっと監視を続けることが必要です。どのような訓練でも犬の能力以上のことを無理強いすると、訓練はいつか必ず行き詰まります。そして問題を解決するどころか、犬の不安と恐怖心と攻撃性をぶり返してしまうことになってしまいます。

例えば、あごひげを生やした男性に慣れさせる場合、男性が座っていれば犬がその側に近づいておやつをもらうところまで訓練が進んだとしても、その段階でいきなりひげを生やした別の男性が近づいてきて犬をなでようとしたら、これまでの苦労は水の泡になってしまうでしょう。慎重に訓練を進めて行けばいずれは自然と目標に到達するので、けして先を急ぎすぎてはいけません。

賢い飼い主なら、犬の心の準備ができるまでは、他にひげを生やした男性を犬に近づけないようにするべきです。予防的な訓練は犬が幼いほど、また噛み癖がないほど効果が大きいです。幼い犬は物事の吸収が早く、また噛み癖のない犬は、言うまでもなく訓練中の危険性が少ないからです。

甘噛みを直す – 犬のしつけがQ&Aで分かる!
トイプードルのしつけ飼い方や性格と特徴
犬のしつけ暮らし方とホビー&ライフ
本気で噛む犬のしつけ