犬が食べ物を守る習性

犬に限らず多くの動物がわざわざ食べ物を守るといった行動をとるのには、理由があります。それはこうした動物が、攻撃の動作を高度に儀式化してきたということです。

犬は致命傷や重傷を与えることなく相手を攻撃するすべを知っています。これは、犬が争いの解決手段である威嚇のレベルをとても細かく段階分けしており、人間の目には本気の大ゲンカに見えても、お互いに最小限のダメージしか与えないように気をつけているのです。

多くの犬が、食べ物だけでなく、オモチヤや骨、寝場所、ティッシユ、あるいは洗濯カゴから盗んできた靴下までも独占したがるのには、恐らくこのことが関係しています。

物を独占したがる犬の習性が自然の淘汰を受けずに今日まで残っているのは、こうしたささいな品を巡る争いが決して致命的なケンカにまで発展しなかったためだと考えられます。

 
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